GetPriorityClipboardFormat クリップボードのフォーマットのチェック

Cの宣言:

int GetPriorityClipboardFormat(UINT *FormatList, int FormatNum);

説明:

配列FormatListに格納されている各フォーマットを先頭から順にチェックし、クリップボード中に存在するかどうかを判定する。該当するフォーマットが見つかった場合、そのフォーマットを返す。

引数の意味は以下の通り。
FormatList チェックする元となるフォーマットのリスト。
FormatNum リストに含まれるフォーマットの数。

戻り値は、クリップボード中にあったフォーマットを表す値である。該当するフォーマットがない場合、-1が返される。クリップボード自体が空の場合、0が返される。

Cのサンプル:

CF_TEXT形式及びCF_DIB形式を処理可能なアプリケーションがある。優先度は、CF_TEXTの方が高い。GetPriorityClipboardFormatを利用して、現在クリップボードにあるデータが処理可能なフォーマットであるかどうかをチェックする。
void TestClipPriority(void)
{
	UINT PriList[2] = {CF_TEXT, CF_DIB};
	int format;

	format = GetPriorityClipboardFormat(PriList, 2);
	switch(format) {
		case -1: printf("サポートしていない形式\n"); break;
		case 0: printf("クリップボードは空\n"); break;
		case CF_TEXT: printf("CF_TEXT\n"); break;
		case CF_DIB: printf("CF_DIB\n"); break;
		default: printf("%d\n", format);
	}
}

(original text:1999/04/05 更新)

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