ConvertThreadToFiber スレッドをファイバに変換

Cの宣言:

LPVOID ConvertThreadToFiber(LPVOID Param);

説明:

呼び出し元スレッドをファイバに変換する。

この関数はNT3.51 SP3以降で使用可能である。

ConvertThreadToFiber実行後、実行は継続される。他のファイバに処理を渡す場合、SwitchToFiber関数を実行する。

引数の意味は、以下の通り。
Param ファイバ変換後ファイバーデータとして保持する32bit値。

関数の実行に成功した場合、作成されたファイバへのポインタが返される。失敗した場合、NULLが返される。

Cのサンプル:

メインのファイバと、3つのサブのファイバによって処理を行う。メインのファイバは、最初のサブのファイバに処理を渡す。サブのファイバは、処理を行った後に、次のサブのファイバに処理を渡す。最後のサブのファイバは、処理が終了したら、再びメインのファイバに処理を渡す。
LPVOID pFiber[3];
LPVOID pMainFiber;

/* サブのファイバ用関数 */
VOID WINAPI DoFiber(DWORD FiberCount)
{
	/* 処理 */
	printf("スレッド%d: 処理開始\n", FiberCount);
	Sleep(1000);
	printf("スレッド%d: 処理終了\n", FiberCount);
	
	/* 次のサブファイバに処理を渡す。現在のファイバが最終のファイバならば、メインファイバに処理を渡す */
	if(FiberCount<2) SwitchToFiber(pFiber[FiberCount+1]);
	else SwitchToFiber(pMainFiber);
}

/* メインのファイバ用関数 */
DWORD WINAPI DoMainFiber(void *p)
{
	/* このスレッドをファイバに変換 */
	pMainFiber = ConvertThreadToFiber(NULL);

	printf("メイン開始\n");

	/* 最初のサブファイバに処理を渡す */
	SwitchToFiber(pFiber[0]);

	printf("メイン終了\n");
	return(0);
}

/* メイン関数 */
int main(int argc, char **argv)
{
	HANDLE hThread;
	int i;

	/* サブのファイバ作成 */
	for(i=0; i<3; i++) {
		pFiber[i] = CreateFiber(0, (LPFIBER_START_ROUTINE)DoFiber, (LPVOID)i);
	}

	/* メインのファイバ用スレッド作成 */
	hThread = CreateThread(NULL, 0, (LPTHREAD_START_ROUTINE)DoMainFiber, NULL, 0, NULL);

	/* スレッドの終了まで待機 */
	WaitForSingleObject(hThread, INFINITE);

	/* 後処理 */
	CloseHandle(hThread);

	return(0);
}
(original text:1998/12/25 更新)

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